ほとんどのマーケティング論には、こう書いてあります。
「安易な値下げはするな!」と ・・・私も同じ考えです。
値下げほど割に合わないセールありません。
例えば、仕入れ500円の商品を2,000円で販売していたとする。
これを半額に値下げして、1,000円で売ろうとした場合、
2,000円で商品を販売していた時と同等の売上を出すには
どれくらい数を売ればよいでしょうか?
このブログの読者さんに引っ掛かる人はいないかと思いますが、
けっこうこのレベルの問題を勘違いしている人は多いです。
正解は、こうなります ↓
販売価格 | 利益 | 1万円の利益を出す為に必要な売上数 |
---|---|---|
2,000円 | 1,500円 | 6.7個 |
1,000円 | 500円 | 20個 |
もちろん、2倍ではないですよ。
販売価格ではなくて、利益で計算してなくてはなりません。
販売価格を半額にしたことで、3倍数を売らないといけなくなりました。
さて、この値下げセールで本当に3倍も売れるでしょうか?
厳しいでしょうねぇ~
では、どうするか?
例えば、値下げではなくて、あなたのショップで取り扱っていて、
その商品と一緒に使うと便利な物をおまけとしてみてはどうでしょう?
デジカメだったら、SDカードとか。
お弁当箱だったら、簡易水筒だとか。
SDカードの仕入れが500円で販売価格が1000円だったら、
【今なら無料で1.000円のSDカードが付いてきます!】とします。
お客さん側からすれば実質1000円の割引ですが、
こちら側では500円の負担で済みますよね。
他にも、セールにインパクトを付けるのも良いでしょう。
「本日限りこの商品10%OFF!」よりも、
「10人に一人この商品無料!」の方がインパクトありますよね。
どちらのセールもこちら側が負担する金額は同じです。
要は、単純に「値下げセール」とやるよりも、
もう一工夫セールに手間を加えてると、
低コストでより効果の高いセールになりますよ!
という話でした。