売上を伸ばそうとした時、
「売れる商品と売れない商品をセットにしてみようか」とか、
「松竹梅の法則使ったらどうだろう?」とか、
小手先のテクニックで儲けようとする店長さんがいらっしゃいます。
それではダメです。
短期的には儲かることもあるかもしれませんが、必ずどこか失敗します。
お客さんだって馬鹿じゃありませんから、
ショップのあざとさみたいな部分を見つけてしまうんですね。
もしくはそのつもりが無くても、
結果的にお客さんに悪い印象を与えてしまうことがあります。
先日、とあるお好み焼き屋さんに夕食を食べに行きました。
味は美味しかったのですが、後半、少しマヨネーズが足りなくなりました。
そこで、「マヨネーズありますか?」と聞いたところ、「追加料金が100円かかる」との事。
これには驚きました!
たったこれだけのマヨネーズで100円客単価が上がれば儲けもんだし、
お店側は、「最初からわざとマヨネーズを少な目にしてるんではないか?」と疑ってしまいました。
本当は、お店側に何の策略もなかったのかもしれませんが、
正直、「二度と行くものか!」と思いましたね。
もし、逆に「マヨネーズ掛け放題」と謳ってあれば、
こんなことにもならなかったし、マヨネーズの事を気にかけずゆっくり食事を楽しめます。
ほんの些細な事ですけど、こういう小さな積み重ねが
他店との差別化になり、競争に打ち勝ちます。
「無料にしろ!」「サービスしろ!」と言いたいわけでないのです。
「どうしたらお客さんが喜んでくれるのか?」を軸に考えて欲しいのです。
お客さんが喜ぶことをやっていれば、
儲けようとしていなくても、それが勝手に売上アップに繋がるんです。