本来、セールは最も集客の見込める「日曜日」を最終日とすることが多い。
ところが、最近のユニクロのセールは、最終日が「月曜日」となっている。
これは、セール期間を延ばすことで「来客数の増加 → 売上増」となる
目論見だったようで、実際に功を奏したようだ。
実際、私もユニクロに行くのは「月曜日」にしている。
その理由は、日曜日のユニクロは人が多いから。
じっくり商品を見たいのに、商品棚の前に人がいてはそれも出来ないし、
レジが行列で並んでいるのも嫌。
これが月曜日だと、人も少なく、気さくに商品選びを楽しめる。
だが、このセールは本当に良策なのだろうか?
私には月に一度は必ず行く大好きなラーメン屋さんがある。
そのラーメン屋は、毎週水曜日を「お役様感謝デー」としており、
ラーメン一杯が300円と格安で食べることができる。
ところが、その日は値段に釣られたお客で、お店の前は大行列。
間違えてその日に行ってしまった場合、私は何も食べずに帰ってしまう。
なぜなら、「行列に並ぶくらいなら定価でゆっくり食べたい」という気持ちの方が強いから。
さて、話を戻して、ユニクロのセール。
たしかに人が少ない平日でも、セール価格で商品を購入できるのはありがたいが、
本来、定価で買うお客の利益まで失っていないだろうか?
私だって今までは、定価でユニクロの商品を購入していたのに・・・
まだユニクロのような大型企業なら、数を売ることで誤魔化せるかもしれないが、
ネットショップで利益を上げているような小さいお店では、
ニッチな商品がメインとなることも多く、販売数自体の底上げは難しい。
そこで、その少ない販売数の中でいかに利益を上げられるかが肝となる。
例えば、「新発売セール」と題した値引き販売を行っているショップがあるが、
実は値引きしなくても売れるのではないだろうか?
その商品に魅了があれば、お客さんも多少の価格は多めに見てくれる。
購買意欲のスイッチを押すためのセールだとすれば、
発売後一ヵ月後ぐらいにセールと題して値引きするほうが
良い結果を得られそうな気がします。